■施工上のご注意
 ▼いぶし瓦素材の取扱注意
  • 油類やその他汚れが付着すると、シミになったり汚れが取れなかったりしますのでご注意ください。
  • 養生テープやガムテープなど粘着材を貼り、それらを剥がすと表面の炭素膜が取れて、その部分の色が変わりますのでご注意ください。
  • 鉄分を含んだ水がかかると、表面にサビ汚れがでます。この汚れは除去できませんのでご注意ください。
  • 表面の炭素膜は傷付きやすいのでご注意ください。

■安全に関するご注意
  • 粘土瓦製品の施工には専門の工事が必要です。専門業者にご相談下さい。
  • 工事に不備があると、落下・破損等の原因になることがあります。
  • 寒冷積雪地域あるいは強風地域では、特殊な工事を必要とする場合があります。こうした地域で粘土瓦製品を使う場合には、専門業者にご相談下さい。
  • 粘土瓦製品で特殊な設計を行う場合は、専門業者にご相談下さい。

■製品に関するお願い(粘土瓦製品の特性について)
粘土瓦製品は経年により以下の特性が見られる場合がありますが、製品本来の品質には全く問題はありません。
  • 本製品は陶器製品のため、若干のネジレや寸法のバラつき、色ムラがあります。
  • 陶器瓦には、貫入(かんにゅう)と呼ばれる表面の亀裂が発生する場合があります。これは陶器製品特有の釉薬表面層に発生する亀裂であり、本体生地までの亀裂ではなく品質の劣化を伴うものではありません。
  • 陶器瓦には釉薬面にピンホールと呼ばれる小さいへこみや粘土素地の露出が発生している場合があります。釉薬の気泡や粘土に含まれる有機物などが燃焼して発生するものですが、焼きものとして、また塀瓦材としての品質上の問題は一切ありません。